みなさま、はじめまして。Graging Tools と申します。
私たちは、通学カバンからスタートした皮革製品の製造販売をおこなっている
創業61年の工房です。
創業時より、大手百貨店やバッグメーカーからの依頼を請け、ビジネスバッグやカジュアル
バッグを製造するOEMメーカーとして、熟練の技術を活かし品質の良い製品を作ることを
心掛けて続けてまいりました。
通学カバンの持つ耐久性や丈夫さなどの特性を損なわず、軽さや使いやすさ、デザインを
アレンジしてビジネスバッグ、トートバックへと進化をさせたものを主な商品として取り扱っております。
そんな私たちが、これから革製品の購入を考えている方、すでに革製品を愛用している方な
どに向けて、革製品により詳しく興味を持ってもらうためのブログをお送りしてまいります。
今回は、カバン職人である私たちが、みなさまに伝えたい革製品の特徴について紹介してい
きたいと思います。
カバン職人があなただけに教える革製品が持つ7つの特徴!
◎革製品が持つ7つの特徴!
〇優れた耐久性
革製品には多くの特徴があります。
その中でも最も顕著な特徴は、優れた耐久性です。
革はとても丈夫で、適切なケアやメンテナンスをすることで、何年という長きにわたり使い続けることができます。
革製品は、初期は高価な投資ともいえるかもしれません。。でも、長く使い続ける事が出来ますのでコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
革製品の原料となる原皮は、動物の皮から作られているため、独特な繊維構造になっており、その独特な繊維構造が、非常に強く耐久性の高い素材にしているのです。
そのため、革製品は長く快適に使うことができます。
〇革製品は美しい
革製品の美しさも特徴のひとつです。
革は自然素材であるため、独特な質感と風合いがあります。
さらにその美しさは時間の経過とともに、味が出てきて革はより美しく変化を遂げるのです。
実はこの美しさの秘密は、革が使われるたびに表面に小さな傷がついていくことによって生
まれ、これらの傷は、革の独特な風合いや味わいとなり、それぞれの製品の個性となります。
そのため、同じカバンを持っていたとしても、まったく違う表情になっていくのです。
この個性が革製品を持つ一番の楽しみといっても過言ではありません。
〇吸湿性・透湿性の高さ
あまりイメージはないかもしれないかもしれませんが、実は革は吸放湿性・透湿性が高い素材です。
「革は、水に弱い」と言われたり致しますが、弱いというより水との相性は良いのです。
相性が良いので、水が染み込み易いため変化してしまいます。変化が良く見える場合より、
悪く見える事が多いので、水濡れには注意が必要になります。
革製品は、さまざまな種類の製品に使用されていますが、特に靴やバッグなどには、この吸
湿性・透湿性の高さから生まれる快適性が非常に重要なポイントとなっています。
〇豊かな色合い
さらに革製品だからこそ出せる独特の色合いも魅力の一つでしょう。
革は、染色が非常にしやすく、繊細な色合いを出すことが出来る特性をもっており、高い染
色技術によって、様々な色や風合いを出すことが出来る素材です。様々な色や風合いで作ら
れる革製品は、色選びも一つの楽しみと言えるでしょう。
〇環境に優しい
革製品は、環境にも優しい素材です。
革は自然素材であるため、環境にも優しい素材と言えます。
一般的に革と言えば牛革製が多いです。牛革はあくまでも食用にされた後の副産物として
処理された革を我々は使わせて頂いております。
多くの革製品メーカーは、環境保護に関心を持ち、持続可能な製品開発を目指しています。
そのため、革は持続可能性がある素材として、環境に優しい選択肢の一つといえると思います。
〇利便性が高い
鞄や財布や洋服だけではなく、革製品はさまざまな製品に使用されています。
革は縫いやすく切りやすいため、服飾品から家具や車のシートなど、その用途は多岐にわたっています。
〇高級感に裏打ちされた職人の技
革製品には他の素材にはない高級感があります。
革は高価な素材であり、高品質の革製品は製品になるまで、職人によってたくさんの手間や
工程を経て、美しい製品へと仕上げられています。
また、多くの場合、職人による手仕事によって製造されています。
日本にも職人が手掛ける革製品づくりを続ける工房がたくさんありますので、お気に入り
の工房を見つけてみるのもよいのではないでしょうか。
◎まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が、革製品の主な特徴になります。
この記事で革製品の良さを少しでも感じていただけたのなら幸いです。
Graging Tools では、使い捨てにされる時代にありながら、長く愛され、大切にされる革製品を熟練の職人がこだわりを持って作りあげています。
私たちは、生活の質を一段階上へと引き上げてくれる唯一無二の革製品を使って頂き、喜んで頂ければと考えております。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。