こんにちは。
Graging Toolsです。
「革製品って長持ちするイメージだけど、メンテナンスって必要?」
「メンテナンスってよくわからないし、面倒くさそう」
といった声を耳にしたことがあります。
毎日をアップデートしてくれる道具の一つともいえる革製品は、使えば使うほど経年変化により、個性的で唯一無二の味わい深くなっていくものです。
そんな革製品は、丈夫で長持ちするというイメージを持っている方が多いと思います。
たしかに丈夫で長持ちするのですが、より長く愛用するためには、メンテナンスは欠かせません。
今回は、みなさまの愛用品をより長く使ってもらうために、知っておいてほしい牛革のメンテナンス方法を紹介していきます。
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牛革は優れた耐久性がある素材なのですが、メンテナンスをしていないと寿命が短くなってしまい、最悪の場合、ひび割れを起こしてしまい元に戻せなくなってしまいます。
牛革製品は価格・品質ともに高い傾向にあり、ワンシーズンだけでなく長期にわたり使用することができ、使えば使うほど独特な風合いや味が出てくるような変化を楽しめます。
これを「エイジング」といい、このエイジングこそ革製品の醍醐味といっても過言ではありません。
しかし、メンテナンスをサボってしまうと、最大の魅力であり醍醐味のエイジングが良くないものになってしまうため、牛革製品のメンテナンスはとても重要なのです。
牛革のメンテナンス方法は、
・ブラッシング
・オイル、クリームを塗る
・防水対策
の3つに大きく分けられます。
それぞれ牛革を長持ちさせるために、必要不可欠です。
これは牛革以外の一般的な革製品にも共通する部分があるため、メンテナンスの基本として覚えておいて損はないでしょう。
ブラッシングは牛革のメンテナンス方法として代表的なものになります。
財布、ベルト、カバン、靴など、どんな牛革製品でもブラッシングは必要不可欠です。
ブラッシングは、牛革製品の表面についたホコリやチリなど汚れを落とすためのものです。
ブラッシングする際の注意点としては、表面にキズをつけないように優しく丁寧におこなうよう心がけましょう。
ブラッシングをするときに用いるブラシにはさまざまな種類があるのですが、牛革には毛足が長くコシのある馬毛ブラシが最適です。
ブラッシングの頻度に決まりはなく、ホコリがたまらないようにすることを基準にしてもらえれば問題ないと思います。
牛革製品は、水分や油分を補うためにオイルやクリームを塗ってメンテナンスをおこないます。
ブラッシングのあとに塗るのですが、半年から1年に1度の頻度で問題ありません。
方法としては、清潔なクロスやスポンジにクリームを少量とって表面にバランスよく塗っていきましょう。
クリームが1か所に集中してしまうと変色する可能性があるため、はじめてメンテナンスをする際は、慎重に目立たない箇所から塗り始めていくことをおすすめします。
オイルやクリームを塗ることを怠ると乾燥してしまい、ひび割れが発生しやすくなります。
製品を長持ちさせてエイジングを美しくさせるためには、オイル・クリームを塗ることがとても重要なメンテナンスなのです。
防水スプレーを吹きかけることも重要なメンテナンスのひとつです。
牛革は耐水性が低いため、雨などの水濡れを防ぐためにも防水スプレーを吹きかけるようにしてくださいね。
吹きかける際は、製品から30cmくらい離して満遍なく吹きかけてから乾燥を待ちましょう。
また、スプレーと革製品の相性もあるため、まずは目立たないところに吹きかけて変色しないか様子見することをおすすめします。
ここまで牛革製品のメンテナンス方法について紹介してきましたが、製品を長持ちさせるためには、メンテナンスだけでなく普段からのケアが大切になってきます。
そのためのコツやケア方法を紹介していきます。
愛用品が牛革のカバンだった場合、中に物を詰め込みすぎないように注意しましょう。
詰め込みすぎると革が傷んでしまう可能性があり、牛革製品の寿命を縮める行為です。
目安としては、製品の原型を留められないような場合は詰め込みすぎなので、入れる量を考えるようにしましょう。
牛革は耐水性が低いため、水に濡れた状態で放置してしまうとシミや水ぶくれが発生してしまう可能性があります。
シミや水ぶくれが発生してしまうと、牛革が醸し出す高級感が失われ、エイジングの質も悪くなってしまいます。
そのため、何かしらの水分が付着してしまった場合は、すぐに拭き取ることをおすすめします。
拭き取る際は、湿った布で馴染ませるように拭きましょう。
とにかく水分を放置しない!と覚えておいてくださいね。
牛革製品を使用しないときは、中身を空にして休ませてあげるよう心がけましょう。
牛革に余計な負担を与えないことが長持ちさせる秘訣です。
必ずというわけではありませんが、保管の際は中に新聞紙などを入れておくと、湿気や虫から牛革製品を守ることができるため覚えておくといいでしょう。
保管する場所は、カビの発生を防ぐためにも、直射日光の当たらない風通しのよいところにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
牛革製品のメンテナンス方法を知ることで、愛用品とより長く付き合うことができます。
これから牛革製品の購入を考えている方も、より長く使用することで愛着がわいてくるので、上記のメンテナンス方法を覚えておいて損はないです。
メンテナンス方法だけでなく革製品について興味や質問がある方は、気軽にGraging Toolsにお問い合わせください。