こんにちは。Graging Toolsです。
ついに梅雨入りが発表されてしまいましたね。
梅雨が終わればすぐに夕立・ゲリラ豪雨、そして台風の夏がやってきます。
本革バッグの代表的なトラブルには、雨や不意の水濡れによるシミや型崩れがあります。
そのため、突然の強い雨が多いこの時期は本革バッグを愛用している方には要注意なのです。
Grazing toolsの革製品は、ある程度水濡れにも強い革を使っていますが、濡れたあとのメンテナンスをしないと、風合いや破損につながってしまいます。
そこで今回は、雨・水濡れに対する本革バッグのお手入れ・メンテナンス方法を紹介していきます。
水濡れトラブルの対処法として知っておくべきこと満載なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
*****目次
◎雨・水濡れで本革バッグにシミができてしまった場合のメンテナンス方法
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突然の雨などハプニングに襲われて本革バッグが濡れてしまった場合、なるべく早く対処することをおすすめします。
ここでは、少しだけ濡れてしまったケースと革の中まで水がしみ込んでしまったケースにわけてメンテナンス方法を紹介します。
本革は、水濡れに弱いという特徴があります。
もちろん革の種類によっては耐水性が高いものもあるのですが、基本的に水濡れに弱いと覚えておいてください。
本革が水に濡れるとシミになるだけでなく、傷やひび割れが発生する原因にもなります。
さらには、革が水分を含んでしまい発生する水膨れによって、耐久性も下がってしまいます。
革の奥深く、芯の部分にまで水分がしみ込んでしまった場合は、乾燥するまでの間でひび割れが発生して変形してしまう可能性も出てきます。
また、革の脂分が抜けてしまい風合いが変わってしまうこともあるため、雨の日や雨が降りそうな日は本革バッグの使用は避けることをおすすめします。
愛用の本革バッグが雨などで少し濡れてしまった場合は、やわらかい布ですぐに拭きましょう。
なるべく早くこのひと手間をするだけで、水濡れトラブルを防ぐことができます。
拭き方は、優しく押さえるように拭くようにしてくださいね。
強くこする・叩くように拭くと色落ちや傷の原因になってしまいます。
やわらかい布で優しく押さえるように拭いて対処したのち帰宅したら、カバンの中身を全部とり出して風通しのよい場所で乾燥させましょう。
水分が革の中までしみ込んでしまった場合、カバンの形を保ちながら乾燥させましょう。
まずはカバンの中身をすべて出して、形を保つため白い紙で包んだ新聞紙やタオルを詰めてください。
白い紙で包む理由は、水分を多く含んだ状態で新聞紙を詰めると新聞紙のインクが移ってしまう可能性が高いからです。
形を整えることができたら、日陰で乾燥させてください。
乾燥が済んだ後は、クリームやオイルなどでメンテナンスをしましょう。
間違えてもドライヤーで乾燥させることはやめてください。
ドライヤーで急激に乾燥させると革がダメージを受けて、ひび割れなどのトラブルを引き起こす原因になってしまいます。
ここからは、もしも水濡れによって愛用の本革バッグにシミが発生してしまった場合のメンテナンス方法を紹介していきます。
本革バッグにシミが発生してしまった場合、まずはシミをなじませるため水が乾ききってしまう前に軽く水拭きをします。
軽く絞った布でバッグ全体を優しく水拭きして、少しずつシミを目立たなくなるようになじませていきます。
この際、バッグを濡らしすぎると革が傷んでしまうため要注意です。
ポイントは、バッグの色合いが全体的に均一になるように軽く水拭きしていきましょう。
水拭きを終えたら、清潔な乾いた布で余分な水分を拭き取っていきましょう。
このときに、強く擦るように拭いてしまうと跡が残ってしまうため、ポンポンと優しく押し当てるように拭き上げてください。
余分な水分を拭き取った後は、基本的な水濡れのメンテナンスとほぼ同じです。
バッグの中に白い紙で包んだ新聞紙やタオルを入れて、風通しのよい場所で乾燥させましょう。
乾燥させる際に、風通しがよくない場所ではカビの原因になるため注意してください。
乾燥を急いでドライヤーなどの熱で急速に乾燥させることもやめましょう。
革にダメージを与えて、ひび割れなどの原因になります。
本革バッグが完全に乾燥してしまう前に、クリームやオイルなどで保湿しましょう。
少量ずつスポンジなどにとり塗っていくのですが、手で触って少ししっとりしていると感じるくらいが目安です。
クリームやオイルを大量に塗ってしまうと、またシミ発生の原因になってしまいます。
塗り終わったら風通しのよい場所でバッグを保管してください。
(トラブルを避けるために市販のクリームなどの使用は、目立たない場所で試してからご使用ください。)
雨や水濡れ時の本革バッグのメンテナンス方法を紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
とにかく本革に水分は天敵です。
まずは、雨の日や雨が降りそうな日は本革バッグの使用を避けるようにしましょう。
あとは、防水スプレーを吹きかけるなどの対策をしておくことも重要です。
もしも濡れてしまった場合は、なるべく早くやわらかい布で拭いて乾燥させましょう。
今回紹介したメンテナンス方法を用いて、愛用品とより長く素敵な時間を過ごしてください。
それでは、また。